一周忌

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早いものですね。あれから1年が経ちました。


3月11日震災当日、丁度 私は、八尾のお寺さんで雅楽の練習をしておりました。
いつもは静かな本堂ですが、ガタガタ 本堂の荘厳がゆらゆら揺れます。
地震だ!と気づくな否や、すぐに携帯の着信音が鳴りました。地震情報サービスから
のメールでした。
「宮城県で震度7!」兎にも角にも、私は、すぐさま山形の実家に電話しました。電話は
すぐにつながり、
電話口に出た母は、息子とわかると、意外にも落ち着いた様子で
「こんなひどく揺れてる最中に何の用事だ」
との叱りと「大丈夫だ」
との優しい声に安堵したました。
(大きな揺れが5分以上も続いていたので私からの電話の時もまだ揺れている最中だったそうです。)

3ヶ月後、お見舞いかたがた恩人の葬儀で山形に行くと、寝る間もなく時折起こる余震。
火葬場に行けば、100㎞以上も離れている被災地からご遺体を乗せたワゴン車が次々に
運び込まる光景を見て。唯々、手を合わせるのみでした。
未だ止まぬ現実を肌を持って体感しました。
既に、大震災と原発事故から1年が経っている今日ですが、放射能汚染の恐怖や風評被害が
今でも続いております。

歴史は、繰り返されると言いますが、放射能漏れこそ無いものの、日蓮様がおられた750年前、
同様の光景が広がっていました。

大地震・大飢饉が続き、まさに世の中は混沌とした時代でした。
この時代の多くの人々は、悲観的にこの世を切り捨て、あの世に栄華を求めました。
日蓮様はこれを嘆き、
「あなた方の心の中には、大小なりとも仏様がおられる。その心を持って、この世に
こそ仏の世界を作りましょう」と教えらました。
現実逃避を避け、目の前の災いに正面から受け止め、この世で幸せになければならない
と叱咤激励されたのです。

ところで震災後、人々の意識も変化があり、外で飲むより、まっすぐ帰宅して晩酌をする
お父さんが増えてきているそうです。家庭を大事にしよう!と考える人々が増えてきている
のでしょう。人と人の繋がりの重要性を謳う声も増えてきました。
私達はこの震災から多くを学び、課題もたくさんクリアーしなければなりません。
この目の前の災いに押し流されることなく、日蓮様の御教えを守り、社会全体で乗り越え
ていかねばなりません。日本全体がまとまるためには、まずは「家族」がまとまる必要があります。
以来、わが家では、出来るだけ家族揃っての食事を一層、心がけております。

本日、震災から1年。14:30より本堂でおつとめしました。

今回は、身内だけでのお参りです。
丁度、娘の友達がお寺に遊びに来ていたので、本堂に呼び集め、みんなで手を合わせました。
                                                       合 掌

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